2018年02月25日

東京マルイローダーXL大修理&補強

この記事を書いている時点では学部2回生のCodon_2、通称コドンです。普段はサークルのTwitterアカウントに出没してます。
さて、今回の話題はこれです! 恐らく90%以上のサバゲーマーが使っている(かもしれない)東京マルイBBローダーXL!
loader_XL

装弾数約470発を誇り、ワンプッシュで4個ずつBB弾を装填できる優れもの。東京マルイ製のほぼ全てのマガジンにBB弾を装填できます。他のメーカーのマガジンもこれで対応できるものが多いですね。ロッドを収納すればSTANAGマガジンとほとんど同じ形になるので、マガジンポーチに入れても違和感ゼロです(私はAR-15を持っていませんが)。
――しかし、致命的な弱点が。
壊れやすい! そして消耗品とするには微妙に値段が高い!
(店頭価格2000~2500円)


2017年のNFでは例年以上に多くのお客様にお越しくださいました。誠にありがとうございました。その盛況の中で4日間にわたり1日8時間以上弾込めし続けるという酷使が祟り、当サークルのローダーXLが3個、天寿を全うされたのです。サークルが保有している8個のうちの3個ですので、流石にこれは痛い。買い替えるとなるとお金が……。
そうだ、修理しよう(JRで京都へ行くノリで)。

ということでいざ修理!(生きているローダーの補強も最後に載せます)
手元にローダーXLがあるなら、それを分解しながら読んでいただくと分かりやすいと思います。予想以上に小さいパーツもあるので紛失に充分注意してください。

その壱「準備」
最寄りのホームセンターで以下のものを購入しました。
tool_and_material
・プラ用穴埋め成型接着エポキシパテ(プラモデルの大きなヒケを修正するのに使うパテです)
・ゼリー状の瞬間接着剤
・長さ10mmの金属ネジ(頭の直径が5mmのもの)
・ホワイトカブセ2.7(角柱状のプラ材で、外径が6mm以内のもの)
・金属用クラフトヤスリ
これらに加え、100均でホビー鋸と絵筆を調達。家にあったカッターとハンドタイプの掃除機も途中で使いました。
道具が整ったところで、作業前に作業台とその周辺は全て掃除します。これは地味ながら最重要事項かもしれません。

その弐「御開帳・分析」
いざ開封です。ローダーの側面に見える6個の大ネジと1個の小ネジを緩めて開ける…その前に! ローダーが生きている場合、ローダーのロッドが飛び出た状態にしておかないと肉体的かつ精神的に痛い思いをします。ちなみに小ネジは紛失していることが多いみたいです。画像のローダーでも紛失しています。
loader_before-open
loader_after-open
パックリ綺麗に開きましたね。もしロッドを引っ込めたまま開けると強力なロッド用スプリングが飛び出して眉間に直撃し、そのまま落として紛失したり捜索に時間がとられたりする可能性があります。画像のは壊れているので問題ありませんでした。また、真っ直ぐ上にフタを持ち上げないと一部パーツが破損します(破損してもほとんど影響は出ませんが一応)。
取り外せるパーツは全て取り外し、壊れた箇所はどこじゃろな、と探していると……
broken_point
/デデドン\

ありました、ここです。事前に調べた情報から怪しいと思っていた場所です。どういうパーツかというと、ロッドにスプリングの力を伝え、押し込まれたロッドを上まで戻すためのものです。スプリングはローダーのマズルの右側、画像上部に写ってますね。本来ならロッドに付いている、というよりロッドの一部なのですが、如何せん2~3mmのプラスチックで繋がっているだけ。しかもローダーで一番力が加わる部分です。これでは壊れやすいのにも納得します。それでは作業に移りましょう。

その参「成型」
とりあえず必要なパーツを作りましょう。まずはプラ材を鋸でカット。
sawing
長さは下の画像くらいがちょうどいいです。ちょっと長めに切ってから端を研磨して綺麗にしておきます。
sawed-off
このプラ材、カブセという名前から察する方もいるとは思いますが、断面がコの字型になっています。その溝をパテで埋めていきましょう。
epoxy_putty
使う分だけカッターで輪切りにしてフィルムを剥がしてコネコネコネ……。色ムラがなくなったら手早く溝へ押し込みます。埋めたらパテが固まるまで待ちます(その間に「その肆」の作業を進めましょう)。
ある程度固まったら片方の端に接着剤でネジをドッキング。このネジは折れたパーツの代替にするため、サイズを厳選しました。
spring-guiding_piston
そしてそれをロッドに貼り付けます。ゼリー状接着剤を使い、プラ材のパテが露出した面を接着面にすると表面が平らになります。貼り付ける前にロッドのバリをヤスリで削り取っておきましょう。完成したパーツがこれ。
enchanted_rod
取り付け位置は結構重要です。画像を参考にしてください。

その肆「研磨」
ここが何ともマゾ工程。ヤスリでローダー内部を削っていきます。小型の電動ヤスリかプラ用電熱カッターがあればそれを使った方がいいと思います。しかし私はお金がないので約500円の軽金属用クラフトヤスリを使いました。削る部分は下の画像の赤と緑の四角で囲った部分です。フタも同じ部分を削ります。どれくらい削るかというと、バネの奥にある青い矢印が指しているパーツの高さまでです。
processing_part
上の画像だけでは見にくいと思いますので、削り終わった写真を以下に載せておきます。
proceeded_part
黄色の丸で囲った2つの凸は削らないほうがいいと思います。ロッドがまっすぐ上下できるようにするガイドになります。
ちなみにここだけで1時間半くらいかかりました。あまり力を入れずに地道にやりましょう。相手はプラスチックです。削りかすは筆と掃除機を駆使して取り除きます。

その伍「合体・動作確認」
ここまで来たらもうゴールは見えています。削り残しが無いか、接着剤やパテが完全に固まったかを確認してください。マズルにOリング、その近くにBBストッパーとストッパー用スプリング、ガスブロ用アタッチメント、上部にロックレバー、スライドキャップ、中央にロッド、ロッド用スプリングの順に載せます(各パーツと名称の対応は後述)。ロックレバーは開放しておいてください。なお、画像ではOリングが紛失しています。性能としては問題ありません。
repaired
フタをした状態で動くか確かめておきましょう。変な抵抗がある場合はどこかに削り残しがあります。ネジとバネが擦れる音がしますが、問題ないと思います。気になる場合はネジを削ってください。これにて完成です。お疲れさまでした。

その陸「補強」
その伍の完成品の画像を見て、一部説明と違う部分に気づきましたか?
マズル付近に白くなっている一角があります。割と有名ですが、ローダーの補強方法の1つです。方法は単純で、パテで空間を埋めるだけです。この作業をしなかったらこうなります。
broken_muzzle
パテを盛って10分後にカッターではみ出た部分を切り取れば終わり、というとても簡単なものですので、試してみてください。

その漆「部品の名前」
便宜上勝手に私が付けただけの名前です。位置も併記しておきます。本式の名前があればそちらを使うことをお勧めします。
all_parts
①Oリング(マズルの溝)
②BBストッパー&ストッパー用スプリング(マズルの隣~内部)
③ガスブロ用アタッチメント(ストッパーの隣)
④ロックレバー(ローダー上部)
⑤スライドキャップ(ロックレバーの隣)
⑥ロッド&ロッド用スプリング(ローダー中央~マズルの隣)


以上になります。長々と書いてしまいました。ローダーの故障は大体がこの記事で扱った内容と同じものらしいので、参考になればと思います。ただし、これはド素人によるものです。この加工を全部または一部取り入れた結果起きたケガや破損などは全て自己責任でお願いします。

最後になりますが、京大サバゲーサークルPart-time Soldiersはいつでも入隊希望の方を歓迎しています!
興味のある方は気軽にご連絡ください。
Mail: kubbs.pts@gmail.com
Twitter: @KUBBSSoldiers


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Posted by 京都大学BBスポーツ  at 13:57 │Comments(0)雑記

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